ボランティア寄稿による生活情報報道サイト 引越中
金曜日 2月 10th 2012

QUALITY OF MY LIFE 2


「 QUALITY OF MY LIFE 」

我が家のクリーム色のポメラニアン星人

家族や周りの人に話してみたらみんなが口を揃えて断固として反対した
「そんな生活をしていたら無理に決まっているでしょ」 「飼われる犬が可愛そうでしょ」
「ゼッタイに反対だからね」 「無責任なこと言わないでね」 「なに考えてんの」
近親者の歯に衣着せぬ言葉に一度は萎(な)えた気持ちだが、やっぱりどうしてもポメラニアンがほしいと思った
考えていたら、私はみんなと切り口が異なっているということに改めて気が付いた
「なるほど、だからみんなは私を受け入れ難いのか・・・」と、ほんの少し何かが分かった気がした

だって、こんな生活をしているからこそ純粋に100%の気持ちを注げる対象を欲する
一切の見返りを求めずに本当に心から純粋に100%の思いを注げる相手がほしい
こんな生活しかできないからこそ、Quality of life を考えなければ自分の人生がどんどん乾いていく
忙しくて余裕がないからこそ何かを心から大事にしたい・・・わたしにとってごくごく自然な流れ
What is quality of my life?  ・・・ただ生きるだけではなく「質」こそ最もケアするべきもの、と

周囲の猛烈な反対に屈することができず、翌日ペットショップに行った

一番奥のケージにいた小さな小さな男の子のポメラニアン
「 初めまして・こんにちは、一緒にお家に帰る? 帰ろうね 」
ものすごく小さくて、私の手のひらにスッポリと収まってしまう
愛おしくて涙が出た
「あ、アタシって本当に限界なんだ、うん、もうダメなんだ」、過去数年を通して初めて正面からそう自覚した
情けなかったが、今の自分はこんな自分でしかないんだから、と、抵抗せずに身の丈を受け入れた

支払いを済ませたらワクチン接種がまだとの事、出張の予定もあって改めて一週間後に迎えに行くことになった
出張から帰るやいなや彼を迎えるための準備にいそしんだ
ホームセンターやペットショップを何度も往復した
何のストレスもなく何の不自由もなくお家もお庭もあるように・・・
そんなことを考えながら作った「彼の御殿」は我が家のリビングの半分を占領する結果に
友達が見に来て驚愕した、「アタシがココに住みたいわっ!」と
事前に信頼できる動物病院にも足を運び、じっくり話をして見学もさせてもらった
私はポメラニアン語が話せない、だから、信頼できる人たちに彼の命をずっとケアしてもらいたいと

連れて帰った2日後、彼の体調に著しい変化があった
その前日は思いっきり愛くるしく遊んでくれたというのに、動揺するほどの急変だった
掛かりつけ先に選んだ病院は24時間体制で、電話一本で受け入れ態勢を整えてくれた
潜伏期間が7日間のパルボウィルスに感染していることが判りその場で入院となった
無知な私、インターネットで調べてみたら子犬の致死率ほぼ100%というとんでもないウィルスだった

一日2回、必ず顔を見に行った
約1ヶ月の入院期間、彼は毎日が限界でギリギリの状態だった
「これ以上数値を下げさせるわけにはいかないんです!」と、先生方は本当に心からの誠意で努力してくれた

誕生してからわずか2ヶ月、たった2ヶ月で死んでしまったら一体なんの為に生まれてきたのか判らない
他界した父に毎日祈った 
神様にお願いするのではなく、我が父にこそ頼むべきだ、と
祈りやお願いではなく、むしろ「脅し」・・・わたしは父を毎日脅し続けた

パパ!お願いだからこの子を助けてあげて!
たった2ヶ月で死ななきゃならないなんて、何のために生まれてきたかわからないじゃない!
パパだってそう思うでしょ!
お願いだから助けてあげて! 私には無理でもパパだったら何とかできるでしょ!?
お願いだから四方奔走して! 誰かに掛け合って説得して! パパだったら絶対にできるもの!
お願いだから助けてあげて! お願いだから助けてあげて!
もしパパが助けてくれなかったら、もし私が死んでパパと再会できることになってもゼッタイにパパとなんて口きかないから! ゼッタイに口なんてきかないから! だからお願い、お願いだから助けてあげて!

 

 

 

アウレリア